• テキストサイズ

【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第9章 眠れない夜を退治しに行こう



土台より小さめの丸を二つ作り、耳の様に上部に張り付ける。


そのあと、トランプのダイヤに似た四角形のパーツを二つ作った。
続けて、大きめのV字のパーツ。

ときどき菜々子ちゃんに目をやると真剣そのもので、紙粘土に仕上げの色を塗っている。

その菜々子ちゃんに絵の具を借りて、私もそれぞれに着色をする。

それが乾くまでの間、菜々子ちゃんの紙粘土は完成したので、今度は細長いパーツを作りそれを環の形に仕上げて、菜々子ちゃんに手渡した。


「睦月ちゃん、もしかしてこれ・・・指輪に出来るの?」

「うん、両方きちんと乾いたら、接着剤でくっつけよう?」

「すごいすごい!睦月ちゃんありがとう!・・・あれ?睦月ちゃんはなに作ってたの?」


菜々子ちゃんが不思議そうな顔でのぞき込んで来る。


「これ・・・なんの動物?」


乾いたそのパーツ達を接着剤で付けて行くと、花村先輩のペルソナ、ジライヤが出来上がった。


「動物じゃないんだ。・・・んー、私にとっての永遠の憧れのヒーローなんだ」

「へぇ・・・かっこいいね!あとは乾くの待つだけ?」

「うん、ちょっと休憩しようか」

「れいぞうこに麦茶があるから一緒にのもう!」

そう言って菜々子ちゃんは立ち上がり、カップにたっぷりの麦茶を注いで持ってきてくれた。
/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp