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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第9章 眠れない夜を退治しに行こう



「え、これ着色したらもう出来上がりじゃない?」

「そうなんだけど・・・菜々子ね、お兄ちゃんに作った物を身に着けて欲しいの。だけど、これはちがうよね・・・」

「なるほどね、ここからストラップなりネックレスなりに、したかったの?」

「うん、だけどやり方、わかんなかった・・・」

眉を下げながら、菜々子ちゃんがそれらを片付けようとした。

「あ、待って菜々子ちゃん!」

「菜々子ちゃん、この中で一番出来が良いのって、どれ?」


菜々子ちゃんが指さした紙粘土細工をそっと手に取り、裏返す。
これなら大丈夫だ。


「じゃあ菜々子ちゃん、この一番の出来のやつに、色塗ってくれる?」

「う、うん」

「その間私は、それをお兄ちゃんが身に着けられる物に変身させる準備してるよ。それから、この残ってる紙粘土、少し使って良い?」

「いいよ!睦月ちゃん!睦月ちゃんも紙粘土で何か作る?」

「うん、少しだけ、作らせてもらおうかな」


菜々子ちゃんが真剣に紙粘土に色を塗っている間、
私は何を作ろうかと考えあぐねていた。

とりあえず、丸を土台にして、じっと見つめる。

ふと、私の心に良いアイデアが浮かんだ。
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