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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第9章 眠れない夜を退治しに行こう


クマ君の服を見繕い、足りない分を花村先輩のツケで買ったという千枝先輩と天城先輩。

その後ろには、用意して貰った服を着て嬉しそうに飛び跳ねるクマ君(の、中身)

衣服テナントにツケた事に対して言い合う千枝先輩と花村先輩をよそに、鳴上先輩は「そろそろりせの所へ行こうか」と提案をする。

あまり大勢で行くと人目をひいてしまうので、完二はクマ君とそのまま四六商店のベンチに居てもらう事になった。
ついでにまだ言い争っている二人の先輩も。


丸久豆腐店に行くと、あの時と同じ割烹着のりせちゃんが、おばあさんのお豆腐作りの手伝いをしていた。

私達の姿を見るなり、察したりせちゃんがおばあさんに一言二言言葉を告げ、割烹着を脱ぎこちらへ向かってきた。


「ここじゃちょっと話しにくいから、どっかで話さない?」

「あぁ。その方が俺達も都合が良い」

鳴上先輩の提案で辰姫神社へ向かう。

すぐにその場所を候補に出したあたり、先輩はやはり狐と仲が良い、のかもしれない。

間もなく全員が神社の境内付近に集まり、これまでの話をりせちゃんに聞かせた。


「まずは、・・・助けてもらって、ありがとう!」


今までは何処か落ち込んだような様子だったりせちゃんが極上の笑顔で私達にお礼をしてくれた。

その笑顔はテレビで見ていた彼女のアイドルとしての表情そのものだ。

同じ歳なのに、こんなに可愛らしく振る舞えるりせちゃんに感動と羨ましさが沸き上がる。
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