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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第9章 眠れない夜を退治しに行こう


ひとまずフードコートに全員が退避する。
ペラペラになったクマが元通りになった事を喜びつつも、こちらの世界へ出て来てしまった事について、色々話し合わなければならない。


強い日差しの中、クマが暑いと騒ぎだした。


「もう駄目、我慢の限界クマ」


そう言って頭のファスナーに手を掛ける。


「やめとけって!小さな子供とかいるし!中身空とかトラウマもんだぞ!?」

「むむむ、言ったなヨースケ!クマの中身、とくと見んしゃい!」


俺達が止める間も無く、クマのファスナーが取り払われた。


「・・・え、ええええ!?」


中から出て来たのは、絵に描いたような金髪で碧い目の美少年。

信じられない出来事に、特捜隊の面々が驚きを隠せないでいた。


クマ曰く、「生やした」と。
一体どういう原理なのか全くわからない。

が、その「中身」が全裸であることに気付いた里中と天城が全速力で脱げ掛けた着ぐるみを引き上げ、クマをジュネスの衣服コーナーまで走って行った。

「・・・俺達は、先に行こうか。里中と天城にはメールしておく」

鳴上の言葉に頷いた俺達。

手早くテーブルの上の缶ジュース類を片付け、ひとまず商店街の方へ歩き出した。

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