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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第9章 眠れない夜を退治しに行こう



放課後になって約束通りジュネスへ向かう。全員が揃ったところで家電売り場の入り口に着いた時、いつもより家電売り場が騒がしかった。

見知った社員さんが俺の姿を見つけるなり、駆け寄って来る。


「陽介君、何か聞いてる?」

「へ?何がっすか?」


言葉を選びながら社員さんが困った様に説明してくれた。


「あの・・・家電売り場に熊田さんという方がいらっしゃっているんだけど、えっと、何か催しをやるのかな?僕達、ここの担当だけど何も聞かされてなくて。陽介君、お父さんから何か聞いてる?」

「へ?催し?いや、なんも聞いてないですけど、その人どこにいるんですか?」

「今、あっちのマッサージチェアで寛がれているんだけど・・・」


学生服なら、単なる一般客の様にふるまっても不自然ではない。ましてや集団なら。
それを利用して、家電売り場の奥のマッサージチェアのコーナーへ向かう。



そこに居たのは、テレビの中にいるはずの「クマ」そのものだった。


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