【ペルソナ4】 Shining one Day by day
第7章 ノイズの交差点
「睦月ちゃん、どこか痛い所はない?」
天城先輩が、私の腕を取り、折れている場所がないか等調べている。
「多分、全身です」
「そうだよね。ちょっと待ってね」
天城先輩がコノハナサクヤを呼び出し、私の身体を癒してくれた。
痛みが引いてようやく皆を見回すと、全員が怪我をし、疲弊していた。
「先輩、ありがとうございます。皆もボロボロなのに・・・」
「心配しないで。今、皆も回復させるから」
「あれ・・・?クマ君は・・・?」
「あぁ、クマ公は無事だ。何か知らねーけど、すっげペラペラになってるぜ」
「どういう事?」
「強くなるまで一人にして欲しいって言われたけど・・・ほっといて大丈夫なのかなぁ、鳴上君?」
「さぁ。でもクマがそういうならそっとしておこう」
「そうだよね。じゃ、帰ろっか。りせちゃんも無事救出できたし、オッケーって事で」
「あ、あの、この狐って、辰姫神社にいた狐ですよね?なんでここに・・・?」
「あぁ。何度か神社に行っているうちに懐かれて、ついて来てしまったみたいだ」
「鳴上、お前ってマジわかんねぇわ・・・」
花村先輩に同意見だ。