【ペルソナ4】 Shining one Day by day
第7章 ノイズの交差点
「そうだ・・・!先輩、皆は!?」
「あぁ。今向こうで戦ってる。お前が倒れた後に、今度はクマきちからシャドウが出て来て、それでペルソナ覚醒したりせが皆のサポートしてる」
「うそ、行かな・・・うっ・・・」
身体を起こしかけると、全身に痛みが走る。
「行けるワケねーだろ!あの様子だと負ける事は無いだろうから何も心配すんな。それより睦月、お前かなりダメージ食らってるだろ。一応、応急処置はしたけど全然足りないから天城に頼んで回復してもらおう、な?」
「・・・はい」
大人しく従う他なかった。
実際、起き上がる事すら出来ない程に、私の身体は疲れ果てていた。
「うしっ、じゃあ俺加勢してくるわ。睦月、お前はここで少し休んでろ。ここから動くなよ!?」
言いながら皆の戦っている場所まで走り出す先輩。
「先輩!」
「ん、何だ?」
「・・・気を付けて。絶対戻ってきてくださいね!」
「わーってるよ。つか、それフラグみてーだからやめろって。んじゃな!」
その背中がとても頼もしく見えた。
今戦っている皆の事が頭によぎる。
でも、きっと先輩がいるなら、大丈夫。
再び私の瞼が重くなる。
今度は強い眠気。
その眠気に抗うことなく、私は目を閉じた。