• テキストサイズ

【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第7章 ノイズの交差点


「解析完了~♪それじゃあキッツイのお見舞いしちゃうよ」


ポールから下りたシャドウがそのポールを引き抜くと、バズーカの様にそれを構えだした。


瞬間、そこから繰り出される高エネルギー。


先程、頭の中を覗かれた所為なのか、それぞれの弱点を突く魔法攻撃が私達を襲った。


「シラヤマ!助けて!」


特捜隊の皆がそれぞれ離れた場所に居たので、皆を守る為に強度の低いバリアを張る事しか出来なかった。


それでも全滅は免れた様で、皆傷つきながらも何とか上体を起こす。


「・・・駄目だ、このままじゃ・・・」

「私達、ここで死ぬの・・・?」


絶望的な戦況の中、鳴上先輩が立ち上がった。


「クマ、お前はりせを連れて逃げろ!」

「でも・・・センセイ・・・一人ぼっちは嫌クマよ!」

「クマ!頼むから・・・!逃げてくれ・・・早く・・・」

いつの間にかシャドウが、辺りにあったポールをまとめてこちらへ向けている。

一本でもあの威力だったのに。さっきの天城先輩の言葉が胸に刺さる


「私達、ここで死ぬの・・・?」


嫌だ。死にたくない。それに、誰も死なせたくない。

全神経を集中して心の奥底のシラヤマに話しかける


お願い。私に力を貸して。

ここで死んだら私、あなたと向き合う事が一生できないまま終わっちゃう。


花村先輩にも、何も告げないまま、終わっちゃう。

/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp