【ペルソナ4】 Shining one Day by day
第7章 ノイズの交差点
私達に襲い掛かるりせちーこと久慈川りせのシャドウ。
それは今までの物と比べ物にならない程強力な力を持っていた。
サイケデリックな色の肢体をくねらせ、壇上で踊るシャドウ。
背景にある「特出し劇場丸久座」の内装が、より妖しさを引き立てる。
その傍では本物の久慈川りせが、お豆腐屋さんの割烹着のまま倒れている。
「花村、ほら、あんたの見たかったストリップでしょ?何とかならないの!?」
「いやいや、思ってたのと違いすぎだろコレ。つうか、どうしろってんだ!」
攻撃はどれも跳ね返され、なす術がない。
シャドウがポールに身体を巻き付けながら、細かな光の線を四方に巡らせる。
構えていた私達にその線がゆっくりと掛かる。
その瞬間、強烈な頭痛が襲う。
まるで頭の中をスキャンされているような感覚。
その不快さに思わず膝をついてしまう。
「おい!睦月っ・・・大丈夫か!」
すぐ傍で声を掛けてくれる花村先輩も同じく、不快さに顔を歪めている。
「う・・・先輩・・・」