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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第7章 ノイズの交差点


次の日。


放課後にりせちーのお祖母ちゃんの家、丸久豆腐店にの近くに張り込む。

だけど、何故か私達を邪魔するかのように、刑事さんが1人、妙にフレンドリーに近づいて来る。

口を滑らせた本人曰く、私達を監視しているらしい。

鳴上先輩の叔父さんが刑事さんなので、甥っ子が妙に事件の傍に居る事を不審に思って、部下を一人つけたらしい。

まるで監視という態度ではない「足立透」と名乗ったその刑事さんは呑気に缶コーヒーを飲んでいる。


どう取り繕おうかと慌てる私達。


そこに、豆腐店の周囲をうろつく明らかに不審な男性を発見。

どこまでも逃げて行くその不審者を全員で取り押さえ、足立さんがパトカーに乗せて連行していく。


「りせちーの追っかけはしたけど殺人なんかしてない!」

捕まえた不審者はそう叫ぶが、その先は警察の仕事だ。
鳴上先輩の叔父さんと足立さんがきっと詳しく事情聴取をするだろう。

「これで・・・事件解決?」

妙にあっさりした幕切れに皆戸惑いの色を隠せない。

が、怪しい人物を捕まえたのは事実。

それぞれに靄が掛かったような気分を抱えながら帰路に着いた。


だけど、その日の晩に映ったマヨナカテレビがまだ終わりではない事を告げた。

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