第2章 寮生活
掃除が終わったあと、特に何事も無かったので自分の部屋に帰還すると、
クラスLINEで俺たちの先程の戦闘が載せられていた。
『うおおお!?何してんだ!』
送ったやつは…三奈か。やりそうだな。
女子軍ほぼ来てたし。
みんなの反応を見ると
俺の賞賛や電気の罵倒など様々な意見が繰り広げられていた。
俺にとっても電気にとっても納得いかない試合だっただろうし。
時刻はそろそろ23時。
もう一度画面を目にやると、相澤先生から明日も休みだという報告が。
まぁ日曜だしな。
そろそろ解除して寝るk((ピコンッ
まじなんなの?誰なの?
俺の睡眠邪魔するの?
確認するといとこの優弥だった。
こいつは男で、俺が元々女ということも知ってる。
結構なヤンデレで鬱陶しい。
同い年のわりに中卒。
顔もそこそこなので親は大歓迎。
ホンットに開きたくねぇ。
<ヒーロー科になったんだって?すげぇなー!
久しぶりに会いたいんだけど明日会える?あ、もちろん素で!断ったら…だめだからな!スカート楽しみにしてる♪>
うぜぇ。ホンットに。
パジャマで行ってやろうか。
《了解。》
こいつに反論したらほんとにやべぇ。
護衛なんてつくはずもねぇしな…
できれば顔も見たくねぇ。