第2章 寮生活
「今日の夜に、峰田が男子みんなでアレの鑑賞会しようぜっていってるんだけど、来れるか?」
アレっていうのはおそらくちょっと大人向けのビデオ何だろう。
『興味ねぇからいい。』
「えー、つまんねぇのー。あっじゃあさ、今日の夜俺の部屋でまた話そうぜ」
『電気も行けばいいのに。』
「おれはおまえが俺はお前がいねぇと嫌なの!」
彼女みたいな発言すんな。サブカル系女子か。
『俺は個性上長く睡眠取らないとだめだから、10時には寝る。残念だったな。』
「じゃあ俺もお前の部屋で一緒に寝る!」
男二人が暑苦しい地獄絵図になりそうなんだけど。
てか俺がいない間どうしてたんだよ。
『気持ち悪いからやめろ。』
1人ブーイングはじめたよこいつ。
あーもう、うるせぇ…
「俺は!ほかのやつがお前のこと狙ってるのを見て、怒ってるの!俺だって独占したい!」
いや、知らないんだけど…
俺が鈍感なだけなのか?それとも本当に両親の個性が…?
『あーあー、分かった分かった。百に頼んで俺の抱き枕作ってやるから』
「全然わかってねぇ!」
毎秒毎秒騒がしいな。
そういえばトレーニングルームの隣に闘技場があったな。
『電気。俺に勝てたらなんでも一つだけ言うこと聞いてやる。』
「本当に!?余裕だな!お前の個性そんなに知らねぇけど、夕飯後そこ集合で!」
ノリノリだな。まぁ勝つのは俺だが。
他の奴らも呼ぶか。
ーーー
『…で。』
闘技場結構広いしベンチたくさんあるけどさ、
なんで先生達が来てるんだろうか。
「俺の許可なく使われて怪我されたら困る。」
ごもっともです相澤先生。
「準備はいいか?」
『おう。』
出久や焦凍、爆豪とかいろんなメンツ来てるけど
そんなに暇だったか。
せいぜい本気出して負けてくれ。