第2章 寮生活
昔、個性の発動が俺は遅かった。
だから気づかなかったのかもしれないし、
無意識だったのかもしれない。
小学2年くらいの小さい頃人の心を反転させたことがある。
何故かはわからない。今自分の心を反転させようと頑張っても出来ないのに、1度だけ、たった一度だけ反転させてしまった。
元々その子には親がいなかったから孤児院かどこかにいた子だった気がする。
名前は…覚えているが言いたくはない。
心の片隅で呪われているんじゃないかと思ってしまう。
元気な普通の男の子だったのに俺が個性を発動させてから全く学校に来なくなった。
誰も俺を責めはしなかったしみんな慰めてくれた。
あいつはいま、なにをしてるんだろう。
出久や爆豪みたいな攻撃系の個性なら、あんなことにはならなかったはずなのに…
ーーー
『ちょっと遅れたか?』
「いえ、少し早くついただけですわ。」
遠くから見ると美男美女カップルっぽいが、全然違うからな。やましいものなんてないからな!
『百ってお嬢様だよな。料理とかできるのか?』
あっちょっと失礼な言い方になったかな…
「いえ、そんなことはありませんよ。少しくらいはできますわ。」
たわいのない会話を勧めながらスーパーへ入る。
晩御飯何を作ろうか。
人数はそれなりにいるがそこまで多くないし食堂のフライパンもそこそこ大きかったから一気にやけるやつがいいな。
「何を作るのですか?」
『当ててみてよ。先に野菜買っとくか。』
さすがスーパー。キャベツも大根も安いです。
マックスバ〇ューとかの類だよ。
『次は味噌かなー?インスタントは一つ一つめんどくさいから手作りにしないと。』
「本当によく考えてらっしゃいますね!現時点では何を作るのか分かりませんが…」
お肉コーナーに行ったらわかりますよ((
『ひき肉たくさん買ってね』
「あっハンバーグですか!?」
『当たりですよ。』
その名もお手頃コネコネハンバーグ!
水やジュース、お菓子も買って寮へ戻る。
米は寮に沢山あるんですよ…(革命)
letsクッキングだよ⊂( ˆoˆ )⊃