第6章 秘密のKISS (2019.2.14 大和 生誕)
「タマ、ソウ?どした、2人してそんな青い顔して戻って来て。愛聖を起こしに行ったんじゃなかったのか?」
壮「そう、なんですけど···その···」
なんだか様子が変だな、なにかあったのか?
環「そーちゃんと一緒にマリーの部屋に入ったら、さ」
「入ったら?」
壮「ダ、ダメだよ環くん!これ以上は僕たちが話したらいけない領域だって!」
んー···なんか怪しいなぁ。
「タマ、もし話す事で愛聖が怒るような事だったらオレが責任取るから話してくれ。一応、ここの責任者でもあるわけだし」
みんなが寮に入った日、アイドリッシュセブンとしてのリーダーも任されたけど、同時に最年長だからってコトで寮の責任者も社長から頼まれたのは本当だし?
なんかあった時のサブとして、ミツがいるけど。
環「じゃあ、話す」
壮「環くん!」
「ソウは黙ってなさい」
壮「···はい」
悪いな、ソウ。
この寮で紅一点の愛聖になにかあっても、お兄さん困っちゃうのよ。
「で。話の続きだけど、愛聖の部屋でなにかあったのか?あ、わかった···アレか?また着替え中なのにノックもなしにドア開けたとか?」
前にあったからなぁ、タマは。
あの時はイチもナギもいて。
騒ぎで部屋を出たオレも、ある意味タナボタしたっていうか。
環「着替え···はしてなかった。けど、寝てた」
「いや、寝てたなら起こせばいいだけだろ?」
環「···バンちゃんも寝てた」
「なんだ、万理さんも寝てたのか···はぁっ?!」
そ、それは由々しき事態だろうが!!
一「四葉さん、大神さんも寝てたって言うのは同じ部屋でってことですか?それとも同じベッドでってことですか?!」
ナ「oh?!マリー···ワタシというものがありながらバンリとアバンチュールな夜を過ごすとは···」
三「だから、ナギのじゃねぇだろっての!」
いやいや、問題はそこじゃなくてだな!
「問題は万理さんがなぜ愛聖と一緒に寝てるのかってトコだろ」
陸「愛聖さんと万理さん···やっぱりそういう仲だった、とか?」
仮にそうだったとしても、寮生活してる部屋に男が···なんてのは事務所的にダメだろ?!
しかもタレントとその所属事務所の社員である事務員とか!