第1章 秘密のキスはアナタと ( 大神万理 ・2018生誕 )
❁❁❁ 愛聖side ❁❁❁
『そんなに上手く行くでしょうか?』
万理の誕生日会をサプライズするのに、ちょっとドッキリ要素も加えようと寮のリビングに集まってみんなが計画を立てるのはいいんだけど。
大「だから、そこは愛聖の腕の見せ所なんじゃないの?」
小「そうそう!なんたってキミはどんな役柄にもなりきる女優だからね」
『そう言われても、さすがに万理にはバレちゃうんじゃ···』
一「より信憑性を高める為に佐伯さんの相手役は既に社長と相談して声をかけてあります」
社長と相談してって、いったい誰を呼んだの??
百「おっはよ~ん!」
千「おはよう···」
って、この2人?!
小「彼らなら適役なんじゃないかと思ってね。話をしてみたら、快く返事を貰ったんだ」
Re:vale···そんな遊んでるヒマなんてあるの??
一「本当は私でも···と思いましたが、事の内容が内容ですし、未成年の私より成人された人ならと。それに、都合よく佐伯さんはRe:valeのおふたりと仲もいいですし」
だからって千や百ちゃんまで巻き込むとか···
百「オレ、バンさんへのサプライズドラマならいつもの仕事より張り切っちゃう!ユキもだろ?」
百ちゃん仕事も張り切って!!
千「·········そうね···スゥ···」
って、千まだ8割方寝てるし?!
大「とりあえずサプライズドラマ班と料理班、それから会場作り班に分かれて準備しようぜ。ドラマ班の台本は既にイチが用意してる」
一「台本はこちらに。バレたら水の泡なので決してなくさないようにお願いします。それから、さっそく朝から少しずつ仕掛けて行きますので話の流れやセリフは出来る限り頭の中に入れて下さい。社長もですよ」
小「僕も頑張るよ」
三「んじゃ、料理班はメニュー決めとか決めようぜ?って言ってもオレと壮五だけどな」
陸「会場作り班は何を飾るかとか決めようか?環とナギ集まって」
一「私は総合的に動きますから、何かあったら呼んで下さい」
大「俺もドラマ班か···まさかここでも共演する事になるとは」
千「フフッ···宜しくね大和くん?」
大「はいはい···」
···かくして万理のサプライズパーティの準備がスタートした。
大丈夫なんだろうか、この企画···