• テキストサイズ

〖 IDOLiSH7 〗カラフルパレット

第12章 いつか届くといいな・・・ ( 七瀬 陸 )


いくらこんな状態だからって、本人を目の前に好きとか言っちゃってるし。

そう思いながら愛聖さんを見れば、愛聖さんの顔は驚きながらも赤くなっていて・・・

「えっ、と・・・愛聖さん?どうしたの?」

『あ、いえ・・・いまちょっと、こっち見ちゃダメです・・・』

「・・・なんで?だって顔が真っ赤だよ?」

『だから・・・見ないで下さい・・・』

ついさっきまでオレにベッタリくっついてたはずの愛聖さんが、その手を離して自分の顔を隠すから、その理由が知りたくてみんなを見ると・・・

百「ユキ・・・わ、笑っちゃ、ダメだってば・・・」

千「そういうモモ、こそ・・・笑っ・・・フフッ・・・」

・・・なんでみんなして笑いを堪えてるの?

オレ、なんか変なこと言ったかなぁ?

あ、言ったのは言ったんだけどさ。

「愛聖さん、なんかみんなの様子が変なんだけど・・・なんでかな」

もういちど愛聖さんを見ながら言えば、大和さんがオレの肩をポンッと叩く。

大「リク・・・その辺で勘弁してやって?じゃないと愛聖が爆発する」

爆発?

どういう意味?

大和さんに言われた言葉を考えていると、今度はRe:valeの2人が近付いて来て。

百「ゴメンな陸・・・実は、これ・・・」

笑いを堪えながら百さんがオレに向けたプラカードには。





〖 NEXT Re:vale 出張ドッキリ企画!第1弾 アイドルのホンネを覗いちゃおう! 〗





出張・・・ドッキリ、企画・・・・・・?!

って事は、つまり?

「全部、ウソ・・・?」

千「そうね・・・でも、全部ではないよ。下岡さんの番組でのRe:valeや愛聖の番宣は本物だし、あの催眠術師も、ちゃんと本物だ。僕たちの番組企画の為に協力はして貰ったけどね」

そこだけじゃん!!

えっ・・・ま、待って?

じゃあオレ、いま・・・催眠術にかかってない愛聖さんに好きとか言ったの、聞かれて・・・た?

大「よかったなぁ、愛聖。リクはおまえさんの事ちゃんと好きだってよ?」

ニヤニヤと楽しそうに笑う大和さんが、愛聖さんを覗き込んで言えば、愛聖さんは更に顔を赤くする。

あれ・・・でも催眠術が嘘だったら・・・


/ 153ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp