• テキストサイズ

〖 IDOLiSH7 〗カラフルパレット

第11章 A little more to love (大神万理 )


『うわ・・・そんなこと平気で言うなんて、集合が朝早過ぎて千の脳細胞がまだ寝てる・・・今のって寝言かな?』

千「起きてるから」

百「オレが泊まり込んで、おかりん来てから起こすの頑張ったんだよ」

「岡崎さんも大変ですね・・・」

岡「もう、慣れましたけどね・・・ハハッ」

百くんの話を聞いて俺の隣に立つ岡崎さんに声を掛ければ、明らかに辟易とした顔を見せた。

千「あれ、なんで万がいるんだ?今日はうさぎのおじさんじゃないのか」

「うちの社長をうさぎのおじさんって言うな。今日はちょっと都合があって社長の代わりに俺が同行者なんだよ」

千「マネージャー仕事だけ?」

「当たり前だろ。他に何があるんだ」

千「ふ~ん?・・・・・・・・・フフッ」

なんだ今の長い間の後の含み笑いは。

「とにかく今日はうちの佐伯を宜しくお願いします」

千「佐伯って・・・いつもは愛聖って呼んでるくせに」

「うるさい。千、お前も早く行けよ。準備とか着替えとかあるだろ。てっぺんまでには終わらせろよ?」

千「てっぺんとか・・・業界人みたい」

「千、頼むから仕事してくれ。岡崎さんが泣くぞ?」

千「そうね・・・じゃあ万、また後で」

全く千は・・・マイペースなのは昔と変わらずだな。

いや・・・昔よりは少しマシになったのか?

それもきっと、百くんの日頃の頑張りだろうな。

っと、俺たちもこんな所でいつまでも油打ってる場合じゃないな。

「愛聖、俺たちも控え室に行こうか。メイクだとかそういうの、時間いるだろ?」

『そうだね。あ~、今日は何回フルメイクやり直すんだろ。お肌荒れちゃうかも』

「TRIGGERのマネージャーに教わったスキンケア毎日やってるんだから、いつでも潤いツヤツヤ肌だから心配いらないよ」

マシュマロのように柔らかな頬を指先で突っつきながら言えば、愛聖は自慢の頬っぺで~す、なんて笑って歩き出す。

そんな愛聖の後ろに着いて、俺も歩き出した。

/ 153ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp