• テキストサイズ

〖 IDOLiSH7 〗カラフルパレット

第10章 甘さはなくても・・・(2020.2.14 八乙女楽 )


食事の後、愛聖が風呂に入ってる時間が手持ち無沙汰でテレビをつければ、画面の向こう側でRe:valeと楽しそうに談話する愛聖が映る。

NEXT Re:vale・・・

俺らがこの先どれだけ進めば、Re:valeを超える事が出来るのか・・・なんて、そんな事を考えただなんて天に知られたら、また容赦なく冷ややかな視線を投げられるんだろうな。



百 ー 視聴者からマリーに質問がたくさん届いてるんだ。まず最初の質問は・・・えーっと、なになに?佐伯 愛聖 さんはRe:valeととても仲良しですよね。それと同じくらいTRIGGERの皆さんとも仲良しですが、3人の中で1番イケメンだと思う人は誰ですか? だって! ー

千 ー TRIGGERって言えば、抱かれたい男アンケートでも名を連ねてるメンバーがいるよね・・・おかしいなぁ・・・その中に僕、入ってない・・・ ー

百 ー ユキはオレの中で抱かれたい男1位だからいいの! ー

千 ー モモ・・・今夜は寝かせないからね? ー

百 ー キャー!ダーリンってば、ダ・イ・タ・ン!ってなワケで、今夜は早く寝てねマリー ー

ー 私も泊まってる設定?!なんで?! ー

いつもながら軽快な会話に愛聖まで乗っかった事で客席から笑いが起きる。

・・・なんだこの会話の流れは。

それより誰が1番なのか早く答えろよ!

百 ー でさでさ!マリーは誰が1番だと思ってるの? ー

ー 龍かな? ー

「なんで龍なんだよ!」

『だって龍は優しいもん』

思わずテレビにツッコミを入れれば、背後からリアルな声が聞こえて振り返る。

『龍はカッコイイし優しいし、世に言うイケメンってそういう事じゃないの?』

「いつから居たんだよ・・・っていうか、あの場合は龍じゃなくて俺だろ?!龍は表向きはエロさ全開を売りにしてるだろ!そんなん選ぶとか、ないだろうが・・・って、お前その格好、なんだ?」

ふと気付けば、風呂上がりの愛聖がまるで着ぐるみのような姿でリビングに佇んでいる。

『あ、これパジャマだよ。うさぎちゃんで可愛いでしょ』

パジャマ・・・なのか?

「いやいやいや、うさぎっていう割には耳が垂れ下がってるぞ?間違えて買ったんじゃねぇのか?」

『はい残念、違います~!』
/ 153ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp