• テキストサイズ

【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第2章 少女の名は



そして──第5種目、ボール投げ。
少女の出番も、もうすぐだという時──



「ったく…何度も"個性"使わすなよ」

相澤が怠そうに呟く。
そばかすの多い男子生徒の記録に不満を持ったらしい別の生徒が、飛びかかっているところだった。
身につけていた「捕縛武器」で、目つきの悪い男子生徒を拘束している。

そんな中、ねぇ、と相澤に声を掛ける女子生徒が1人。

「私、まだ投げてない」

無表情という訳でもないが、何を考えているのかを感じさせない。

爆豪の様子にも怖気付くこと無く、一瞥するだけだ。
相澤にも敬語は使わず、相澤もそれを気に留める様子は見られない。

そんな様子に、緑谷は違和感を抱く。

──何だこの子…?


/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp