第7章 不仲な2人
喚く流衣をよそに、教師2人は会話を進めていく。
「監督不行届ね、もう…仕方ないけど」
「本当に申し訳ない」
もう一度頭を下げ、漸く相澤は流衣の拘束を解いた。
そして、
「……」
自由になった流衣は無言でミッドナイトを睨みつける。
先程の煩さとの変わりように、緑谷たちは再び驚く。
──え、時暮さんなんであんなに不機嫌なの!?
「授業には出なさい」
ミッドナイトは呆れたように言った。
しかし流衣は、
「あなたの実技授業なんて、どうせ眠らせようとするだけでしょ?そんなの、何の意味があるんですか?」
と言い返す。