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【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科
第6章 噂の少女
警報が鳴り響いた時、流衣は仮眠室で友人たち──相澤、マイクの2人だ──と昼食を摂っていた。
もっとも、相澤の場合──昼食というのは、ゼリー飲料だけなのだが。
その音に、流衣は思わず腰を上げる。
しかし、
「ここから出るな」
相澤が制した。
流衣は生徒だ。
だから、この部屋への入室は特例を除けば認められないことになる。
しかし、流衣だから──雑談中に、個性の話になったら困るからという、何とも個人的な理由から──日常的に出入りを許可されているのだ。
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