• テキストサイズ

【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第5章 意識の違い



一方その頃、爆豪宅では────

「アイツ……マジで、何しやがった…?」

爆豪は、思考を巡らせていた。
ここ数日、ずっとこの調子だ。

──気が付いたら膝ついてて、
──重めの衝撃が、腹のあたりに…

今日の戦闘訓練で、その実を明かしてやろうと思っていたのに、それが叶わなかったのだ。
服を捲り、衝撃のきた腹を見る。

──やっぱ、痣とかはねぇな…

自分の膝がつくのと衝撃が来るのとが、同時だったのがどうにも解せない。
そして、

──あんなに近くだったってのに…あいつが動いたの、分かんなかった。
──クソ、授業サボりやがって。
──教師側の「事情」って何だよ…

爆豪は知らない。

流衣が特別な事情を抱えていることを。

教師達とは、プライベートでの付き合いがあるという事を。

彼女がヒーロー科に来た理由を。




そして、なぜ「無個性」になっているのかということを──





/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp