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【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第5章 意識の違い



──え、これって拙いなぁ…

緑谷がワタワタしている隣で、オールマイトは内心冷汗をかいていた。

まさか何か勘づかれたのではないか。
そんな思いが拭えない。

しかし当然というか、流衣はこちらを見ようともしない。

「話したい」というのは、恐らく今日の戦闘訓練で緑谷に対して訊きたい事ができたからなのだろうし、こちらを見ないのは答えが返ってこないと見てのことだろう。

深くはなくとも長い付き合い故、互いの性格くらいは分かっていた。

重要な事は何があっても答えないのがオールマイトだし、察しがいいのは流衣の長所でもあり短所でもあった。

──うーん、本格的に拙いぞ…

緑谷は先程、爆豪に話してしまったのだと言った。

注意したから2度目はないと思うものの、流衣のカマかけに反応してしまうかもしれない。



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