第28章 気付く時
自分が、同年代から大幅にズレている事には自覚がある。交流がなさすぎたのも、今となっては問題かなと内心自嘲する。
「応援しておりますわ!!!!」
「っていうか、時暮、ビミョーなとこ行くよねー」
「飯田とは仲悪いしさー!!!あいつ、良い奴だと思うけどなぁ」
「…飯田はマジで無理」
流衣が顔を顰めると、葉隠は楽しそうに笑った。
「ほんと嫌いだよねー!…ねえ、ところで、緑谷くんとはどこまでいったのー?」
「ってかいつから付き合ってるの?」
芦戸と葉隠は、遠慮なく聞いてくる。
それが心地よくもあり、嬉しくもあり。