• テキストサイズ

【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第27章 ヒーローになるために



雄英の全寮制が決まり、相澤は生徒たちを集めてHRを始めた。
皆互いの無事を喜び、また、全員が集まれた事を無邪気に喜んでいた。

相澤も、皆無事で本当に良かったと、思いつつも──この全寮制が、単なる人身保護だけが目的でないということを、確りと受け止めていた。

「…オールマイトの引退がなけりゃ俺は
爆豪・耳郎・葉隠以外
全員除籍処分にしてる」

その声が、緑谷たちの耳に重く届く。

「以上!さっ!
中に入るぞ
元気に行こう」

突然声のトーンを変え、くるりと相澤は生徒たちに背を向けて宿舎の中へ入っていく。
その背中を見て、そういえばと緑谷は振り返る。

──やっぱり、いない…。

クラスの最後列。

クラスの皆からは、少し離れた場所。

いつもそこにつまらなさそうな顔をして、立っているクラスメイトが。



今日はなぜかいなかった。



/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp