• テキストサイズ

【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第4章 ヒーロー基礎学



男子であるならばそのような性格も珍しくないのだが、女子で自ら1人を選ぶというのは珍しくないだろうか。

轟は個性把握テストの1件から、彼女に興味を持っていた。

目立つ成績は出していないのにも関わらず、それでもクラス中位に食い込む実力。
一般入試1位をあっさりといなしてしまう能力。

本人は無個性だと言っていたが、本当なのだろうか?本当だとしたら、なぜヒーローを目指しているのだろう?警察では駄目なのだろうか?

無個性が嘘だとして、実は個性持ちだったとするのなら──何が目的で、嘘を吐いているのか?なぜ、無個性ということにしなければならなかったのだろうか?

彼女の全てが、違和感に繋がる。

爆豪にあの時何をしたのかも気になるし、──何となく、教師たちとも顔見知りなのかなと思った。その点についても微妙に気になる。

しかし、今の時点でさすがに口にするわけにもいかず。
轟は、小さく頷くだけだった。

「ああ、よろしくな…時暮」



/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp