• テキストサイズ

【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第20章 期末テスト



──強いていうなら…コミュニケーション能力、か。

自分はクラスで浮いている。
何せ、まともに話したことのあるのが轟と緑谷だけなのだ。

その自覚はあるし、しかし事情に感づかれないためという理由も存在する。それを相澤も理解しているはずだ。

──どうするのかな…

「…組の采配は以上だ。時暮は単独で、俺と行ってもらう。いいな」

にやりと相澤は笑った。

──なるほど。

"無個性"が、どこまで通じるのかを見せろ──そう言いたいのだろう。

つまり、今試験では、肉弾戦一択という訳だ。

「はい」

了承の意を示すと、他の教師たちも満足そうに笑った。





/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp