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【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第14章 体育祭



要するに、過保護なのだと、根津は言いたいのだろう。
彼女に心配は不要だと。

──実力はわかってる。ただ、危険にわざわざ踏み込ませる必要はないだろうと、そう言いたいだけなのに。

自分の言いたい事などとうに伝わっているはずなのに、判らない振りを続ける根津が憎い。

というかそもそも、警備など──プロヒーローを雇っているではないか。

「あ、そうそう、君の席だけどね──」

根津が言いかけたところで、部屋の扉が勢いよく開いた。

「あ、いたいた!探したぜイレイザー!
もう始まるからよ!席はこっちだ!!」

返事も待たずに、マイクは部屋から出ていった。

根津は、彼について行ってね、としか言わない。
上手く誤魔化されたなと、溜息を吐きながら、相澤は彼の後を負った。


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