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裏と表・黒と白【文豪ストレイドッグス】・【文スト】

第4章 4.夢


また、テレビの砂嵐のような画面とノイズで次の展開へと移り変わる。

さっき逃げていた女性がついに捕まり、赤ん坊が敵のリーダ格に抱き抱えられているところだった。

赤ん坊は敵の腕のなかで泣き喚いていた。

???「うるさいからちょっと黙ってろ」

と、ポケットから注射器をとりだし赤ん坊に針を刺した。
すると赤ん坊は泣き止みスヤスヤと眠る

女性「やめて!その子を返して!連れて行くなら私を連れていけばいいじゃない!!」

と、女性は血まみれで怪我をしながらも最後の力を振り絞ってる地面に這いつくばりながら届かない手を伸ばし、そのリーダ格にこうた。

???「あぁ。安心しろ。これは睡眠薬だ。それとお前は連れていけねぇな。こいつは赤ん坊だ。まだ育てられる。それに「」族最後の子供だしな」

クククッとリーダ格は狂気じみた顔で笑う

女性「お願い!返して!」

???「すまんな。こいつを使って実験が成功すればすげぇことになるんだ。クククッこいつの異能はどんなものになるか楽しみだぜ」

リーダ格は赤ん坊を抱き抱え後ろを向き、「あばよ」と帰って行く。
私は何故かとても哀しくなった。

そこでまた展開が切り替わる

あの女性と赤ん坊はどうなったのだろう?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???「おい!…!凛花!凛花」

私はパチリと目を覚ます
目をあけると中也の顔がみえた

中也「凛花。お前だいぶうなされてたけど大丈夫かぁ?」

うなされてた…?
すると目から何故か涙がポトリと落ちた。

中也「凛花。テ、テメェ泣いてんじゃねぇーか」と中也があたふたしていた。

私は目のあたりを服の袖で拭った
「あれ?ほんとだ。なんでだろ?」

中也は無言で私の頭を撫でてくれた。
「ねぇ…中也。なんで私は中也の膝で膝枕してるんだろ?」
私は中也を見上げる。いつもよりも近くかんじた

すると中也は何故か赤面して

中也「テメェがソファを占領してたからだよ!」

中也は立ち上がり、私をサッと起き上がらせ座らせる。

そしてそのままキッチンの方へと歩いていった。

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