休載P4A 【 My happy definition】
第3章 暖かな香りが花開く頃 (アニメの1話)
「ここが君の部屋だよ。前もって送ってくれていた荷物は、部屋の中に置いといてあるからね」
「ありがとう、助かるよ」
「どういたしまして。棚とか置いてあるものは自由に使って。
他にも何か必要なものがあれば言ってね」
「わかった」
彼との会話は思っていたほど緊張せず、なんともなかった。同い年だし、そんなものか。少し気構えしていた自分が恥ずかしい。
自分の部屋の位置を教え、鳴上くんはそのまま新しい自身の部屋へと入っていった。
明日からすぐに始業式で、彼も大変だろうに。
私も洗い物を片付けてから学校の準備をしなくてわ。ジュネスのバイトもあるので、バイトの制服も用意しておかななきゃと、忘れてしまう前にテキパキと片付けにはいった。