休載P4A 【 My happy definition】
第9章 おにいちゃん(アニメの6話)
菜々子が眠りつき、私は悠にマヨナカテレビやテレビの中の世界について教えてもらっていた。
山野真由美さん、早紀先輩が殺されてしまったのはマヨナカテレビが関係しているらしい。雪子が行方不明になっていたのも、マヨナカテレビが関係している。
マヨナカテレビに映った人は、犯人の犯行予告だそうで、次に襲われる人が写るらしい。私の場合は父がマヨナカテレビに映り、たまたまテレビ画面を触ってしまった私はテレビに落ちてしまった。だからなのか私のシャドウはテレビには映ることがなく、私がテレビに落ちたと気づいたのは、悠が居間から大きな音が聞こえて確認したところ、テレビの前に私の携帯電話が落ちていたので、テレビに落ちてしまったと予想したみたい。
「うん、なんとなくマヨナカテレビについてはわかったよ。これからは雨の日の0時にテレビチェックだね」
「ああ、それでルナも手に入れたペルソナについては」
自身に秘められた内なる自身の力。みんなはこの力を使って人助け、さらにはこの事件を引き起こしている犯人を探し出そうと決意したという。
「ねぇ、私もこの力を使って、犯人を捕まえたい。襲われそうな人たちを助けたい」
「ルナも力を貸してくれるなら百人力だ」
「うふふ、私のペルソナが役に立つなら本望だよ」
いつもタイミング悪く参加できていなかった、みんなで集まっている会はこの事件について話していたそうだ。だから雪子の時に、心配するな、大丈夫、と声をかけていてくれたのだ。
「みんなすごく強かったんだね、私と父を助けてくれてありがとう。千枝たちにもお礼言わなくっちゃだ」
「お安い御用だ。それに、ルナが無事で本当に良かった。すごく、心配した」
「なんか悠はなんでもできちゃいそう。すぐに事件も解決するといいな」
「期待に応えれるといいんだけどな」
「あ、でも背負いすぎないでね、私にも分けてくれていいんだよ!」
「もちろん」