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休載P4A 【 My happy definition】

第8章 (私の話②)


「ふーーん

アンタがそんなんだから、私のお母さんは殺されたのよ!!アイツに!!!!」

私は私を睨みつけた。そんなことない、私はお母さんを助けたかった。私の、せいじゃない。

「あんたなんて、私じゃない!!!

私はそんなじゃないっ!!!」

パッと腕を離された腕を見ると既にアザになっていた。腕を庇い私を見ると、狂ったように笑い出して、さっきのシャドウの父がブリキへと変わった時のように、暗く重いオーラが感じた。

「我は影…真なる我…

アハハッ、だったらワタシから殺してやるわよ!!情けない!!弱い!!何にもできない!!アンタなんてクズよりも呆気なく死ぬのよ!!!」

私は黒く炎のようなタテガミをギラギラとはためかせ、さらには鋭く尖った爪をもち、頭はスフィンクスのような、ライオンの姿があった。

「な、なによ、こんなのが私だって、いうの」
「ルナっ、危ない!!」
「千枝っ」
「私たちに任せて」
「雪子!」

千枝は元々の正義感からわかるが、雪子まで必死に戦ってくれている。陽介くんも私や、父に攻撃が当たらないよう気を使ってくれているのを感じた。そして、悠くん。みんなは1つしか扱っていないのに、彼のイザナギ、と呼ばれていた者は全く別な姿へと変えて戦っていた。

「くっ!!うるさい!邪魔するなァアア!!」

ガオオと雄叫びが響き渡ると、炎のように揺らめいていたタテガミは鋭い針のようなものへと変化し、降り注いできた。

「ルナっ!!!」
「悠くん!??」

悠くんの肩や足に、黒い針が刺さっていた。私を庇ってくれた。

「悠くん、悠くん、やだ、やめてよ、もうやめてっ!!!!どうしてこんなこと、するのよ!」
「落ち着け!!俺は大丈夫。へっちゃらだ。
俺は、お茶目さんだからな」

いろんな意味で場の空気が凍った気もするが、無茶していることには変わりない。どうしてな私のために、こんなにも身を挺してくれるのか。

「俺らに任しとけって、里中も天城も助けてやったんだからな!」
「陽介くん、でも、みんなボロボロ・・」


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