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休載P4A 【 My happy definition】

第3章 暖かな香りが花開く頃 (アニメの1話)





「ただいまーっ、お父さん帰ってるんだ」


今に入るとブランケットがかけられたお父さんがソファーで眠っている。菜々子はおらず、鳴上くんがテレビを見て座っていた。


「おかえり」

「菜々子はお風呂か。先に鳴上くんは入っていいからね」


無造作に置かれたバックから、くしゃくしゃになった衣類を取り出し片付けていると、不意に鳴上くんに声をかけられた。



「え?」

「いや、今日学校で、マヨナカテレビって話題になって。
知ってるかなって、堂島さんも」

「うん、なんか聞いたことはあるよ。
あと、ここにいるみんな堂島だから、名前で呼んでくれて大丈夫だよ?」

「名前、、#NAME1#さん?」

「じゃあ私も、悠くんでいいかな?」

「あぁ」





マヨナカテレビ、たしか夜中の天気の悪い日にやっているんだっけ?運命の人が見えるとか。覚えてたら見ようかなぁ、時計を見てみるともう22時過ぎている。はやく家事とか済ませてしまわないと。






すっかりマヨナカテレビのことは忘れて、シャワーを浴びていた。なんだかゴツンと鈍い音がして、おとうさんベットから落ちちゃったのかな。

疲れているだろうし、そっとしておこう。





後日学校では、悠くんがテレビの中に腕が入ったとか。
私も千枝たちも信じられないと口々にしたものの、また昨日のメンバーでジュネスの家電コーナーにあるテレビで試してみるとか。


今日も私はバイトがあるので断ったけれど、昨日の大きな音が悠くんが驚いて机にぶつかった音だということが分かった。お父さんは寝相はいいみたい。








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