休載P4A 【 My happy definition】
第16章 (アニメの12話)
7月30日
久保が連行されて数日たった。やはり彼が犯人だったのだろうか。パッとしないまま、みんなとジュネスで話し合うことになった。
「本当にアイツが犯人だったのか…」
「ただ目立ちたかったって言ってるみたいじゃん」
そうなのだ、同機があまりにもおおざっぱというのか、もっと理由があるのだと思っていた。
「何かあればお父さんも言ってくるかもしれないし、解決なら解決したって」
「そうだな、あとは警察に任せるしかない」
もしかすると足立さんも何か教えてくれえるかもしれない。教えられなくても、時間を見てこちらから聞いてみるのもありだ。お父さんならすごい顔で見てくる気もするが。
「じゃあ、私たち集まるのも終わりになるんだね」
「クマの世界も平和になるクマっ」
「そういえば、悠先輩の時はどんなだったの?」
りせちゃんが何気なく聞いたことは、私も深く知らなかった。というか、聞きにくい気もして千枝や雪子たちのも知らずにいる。
「何もなかった」
「えっそうなの」
黙って聞いているつもりが思わあず声が出てしまった。何もなくて、あんな複数のペルソナを操る力を持っているのか。
「ペルソナ出すのももう終わりになるんすね」
「少し寂しいね」
ラメトク、きっとペルソナとして召喚せずともずっと心の中にいてくれる、そんな気がする。ただ、みんなと集まる機会が減るのは寂しく感じてしまう。
「また、集まろう」
「んなの当たり前だろっ」
「もう腐れ縁っすよ」
「ね、打ち明けしよ!」
「いいね、事件解決のお祝いに」
「たのしそうっ菜々子もつれてきていいかな、夏休みににたくさん遊びたいの。みんなに会いたがってるし」
「久々に菜々子ちゃんに会いたいし、いいね!」
お祭りだのスイカ食べたいだのとみんなで話しているとあっという間に暗くなってしまい、今日は解散することになった。