第5章 赤髪襲来
「へぇーポケモンっていうのか、面白いな」
ペリッパーの攻撃から漸く解放された赤髪、基シャンクスはシアン達のことを聞いて興味深げな声をあげた。
「...アンタも疑わないんだな?」
「なぁにいってんだ、ここはグランドラインだぜ!あり得ないことがあり得る海だ!今さら異世界って言われても『グランドラインだからな』で済ませられるんだよ!」
だっはっはと笑うシャンクス。
「ありがとな、シャンクス!」
にかっと笑うシアン。
その笑顔をシャンクスはまじまじと見つめると...
ガシッ
「へ?」
シアンの両手を掴んだ。
「なぁシアン、俺の嫁になんねぇか?」
モビー・ディック号の空気が凍った。
「......ん?」
「えーっと?」
「今、アイツ、」
「何て言った?」
凍った空気が震動し始める。
「...これは、」
「あーあ、赤髪、御愁傷様」
「誰がテメェなんぞにウチの娘を嫁に出すかアホンダラァァァァ!」
薙刀をぶん回し、白髭が大気にひびを入れた。
「いーじゃねーか別に!」
白髭の薙刀から逃げ回るシャンクス。
「誰がウチの妹をお前なんかにやるかよ!」
「お、エース!お前もいたのか!なk「仲間にはなんねぇよ!」ちぇっ」
「おーいシャンクスー」
「シアン、お前からも何か言ってくれ!」
「おーわかった。ペリッパー、シャンクスにハイドロポンプ!」
「な、なn「ペェェリィィ!」ぶべべべっ!」
「ウチを嫁にしたいんだったら、ウチの家族全員の了承貰わないと、な?」
そう言うシアンはむっちゃいい笑顔だったと後にベンは語る。
「だ、そうだ。お頭、諦めろ。帰るぞ」
「ちょ、離せベン!」
「じゃーなーシャンクス!」
「待ってろシアン!また来るからn「ペリィィィィ!」ぶばばばばっ!」
「もう来るなよ!」
「サッチ、塩撒け、塩!」
「今やってる!」
情け容赦ないペリッパーの攻撃を受けながら、シャンクスは帰っていった。
「...ところでさ、結局シャンクスって何しに来たんだろ?」
「...何時もよくわからん理由で来るから気にすることはねぇよい」
「そーなんだ」
「よい」