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その先立ち入り禁止!【R18】

第5章 どうにでもなれ


蓮side

賢人が俺の執事をし始めて何日か経ったが・・・
完璧過ぎる・・・
郁翔と全く変わらないくらいだ。

「お前、前にこの仕事やってたのか?」

「いいえ、初めてですね。」

「その話し方やめろ。普通にしてくれ。」

「えーでも執事だよ?俺。」

「親友なんだろ?」

コイツまじで興味本意だけでやってるだろ。

「はぁ・・・ちょっと出てくる。」

「あ!俺も!」

「あーいい。」

「けど危ないだろ?!」

「俺の命なんか狙う奴いねぇよ。いたらこれまでに何度も危ない目に合ってるよ。」

「けど!」

「お前は夕飯作ってろ。まだ仕事はあるだろ?」

「・・・分かったよ・・・気をつけろよ?」

「大丈夫だって・・・」

そう言いながら、鞄を持ち、家を出た。
正直、行く所なんてない。
やっぱり郁翔がいねぇとつまんねぇな。
楽しくねぇし。

行く宛も無くフラフラと散歩していると後ろに何かを感じた。

「っ!」

後ろを向いた時には既に遅く、頭に激痛が走り、意識がなくなってしまった。
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