第5章 どうにでもなれ
蓮side
郁翔がいなくなって1ヶ月が経った。
それまで、新しい執事が来ていたが今の奴は5人目だ。
全員、郁翔と比べてしまう。
全然仕事ができてない。
「蓮ー。最近元気無さすぎ。」
「・・・ごめん。」
「郁翔さん?」
「うん・・・」
「今何人目?」
「5。けどクビだ。」
「またかよ。せめて1週間は頑張れよ。」
「アイツだけだ・・・俺と普通に接してくれるのは。」
「・・・じゃあさ、俺が試しに入ろうか?」
「は?」
「だって、俺となら普通に接することが出来るだろ?」
「まぁ・・・じゃあ、試しな。」
「おう!任せろ!」
賢人がかなりやる気だ。
郁翔、戻って来てくれよ。