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その先立ち入り禁止!【R18】

第4章 あくまで執事として


蓮side

郁翔は部屋から出ていってしまった。
違う・・・
本当は助けて欲しかった。
でも、郁翔には執事をやめて欲しくない。

「やっと2人になれたね。蓮君、続きしよっか。」

犬塚さんが俺を押し倒した。
こんなことしたくない。
好きでもない人と・・・

大人の力に勝る訳が無く、抵抗しようにもできなかった。


幼い頃、犬塚さんはよく俺と遊んでくれた。
一人っ子の俺にはお兄さんのような存在で大好きだった。

けど、それも一気にぶっ壊れた。
郁翔が来る1年前、部屋で遊んでいたら急に犬塚さんが押し倒してきた。
その時は訳がわからず逃げようとはしなかったが、身体を触られて確信した。
その日は母さんがドアをノックしたため、それで終わった。
母さんがいなかったらあのまま犯されていただろう。

犬塚さんを避けるようになったのはそれからだった。

犬塚さんは俺の藻掻く手をネクタイで縛り、キスをした。

助けて・・・郁翔・・・

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