• テキストサイズ

その先立ち入り禁止!【R18】

第4章 あくまで執事として


蓮side

「・・・お前はその日、どうするんだよ。」

「私は西園寺様に別のお仕事を頼まれてまして。由梨様の方にお付きを。」

母さんの?
どっか行くの?
なんも聞いてねぇんだけど。

「だったら、絶対行かない。」

「何を言ってるんですか。その日は別の者が・・・」

「郁翔じゃなきゃ嫌。行かない。」

我儘なのはわかってる。
でも、郁翔がいい。
他のやつが郁翔の代わりなんて考えられない。

「はぁ・・・全くあなたはどこまで子供なんですか。」

そう言う郁翔の顔は少し赤く見えた。
気のせいか?

「わかりました。西園寺様に相談してみます。」

呆れたように、でも少し嬉しそうにそう言って口元を隠した。

犬塚・・・アイツにはあまり会いたくない。
/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp