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その先立ち入り禁止!【R18】

第3章 構って欲しいだけ


蓮side

「うおぉぉぉー!蓮ー!!」

「うお!?」

後から勢い良く抱きついてきたのは賢人。

「寂しかったぞ!!」

「ご、ごめん・・・」

「熱下がったのか?」

「何とか・・・けど・・・」

「まだどこか具合が悪いのか?」

「いや・・・郁翔にうつった。」

「まじかよ。」

朝様子がおかしかったから熱を計らせた。
38℃を超えていた。
今日1日は休めと言ったのに、それを聞かずに働いている。
家帰って倒れてたらどうしよ。

「・・・あのさ・・・」

「ん?」

「ちょっと聞きたいんだけど。その・・・性行為って好きでもない奴と出来るか?」

「なっ・・・蓮、お前・・・したのか?」

「いや、えっと・・・そーじゃなくて!ちょっと気になって・・・////」

流石に本当のことは言えない。

「だよなー!良かったー!蓮はまだ綺麗なままで!」

「どーゆー意味だ。」

「そうだなー・・・俺、恋愛とかした事ねぇから分かんねぇけど、普通は好きな人とするんじゃねーの?」

そうだよな・・・じゃあ、やっぱり郁翔は・・・俺の事・・・

「あ!でも、浮気癖あるなら別かもな!特にモテるやつとか選び放題な訳だし、好きな時にヤれる。」

「・・・お前そーなのか?」

「俺?俺、別にモテねーし。人好きになったことないから。」

「あっそ。」

実際モテてるの自覚なしかよ。

やっぱ俺の考えすぎか?
アイツモテるし。
構って欲しかっただけって言ってたし。
俺の勝手な欲望が混じって勘違いしてたのかもな。
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