第3章 構って欲しいだけ
郁翔side
仕方がなく、口移しで薬を飲ませると、蓮様は息使いが荒くなり、頬を火照らせて口から涎を流していた。
その顔は、凄くエロくまるで自分を誘っているようだ。
「蓮様……?どうされました?」
すると、俺の袖口を掴み、
「お前の……せいだ……////」
涙目のその顔に我慢が出来なくなってキスをした。
「ん……いくと……////」
「蓮様……お許しください……」
「?……何を……っ////」
こんな事するつもりは無かった。
何日も構ってもらえず、ずっと親友の話を聞かされていた。
蓮様の話を聞くのが苦だった訳ではない。
話を聞くのは大好きだ。
ただ、内容が内容だ。
知らずのうちに、嫉妬していたのだ。
「あっ……駄目……いくと……////」
首筋に噛みつき吸い付く。
こんな事してはいけない事だって分かってる。
「蓮様……力を抜いてください……」
「む、むり……ひゃあ!?////」
ゆっくりと指を入れているのにも関わらず、蓮様の感度は驚く程に敏感だった。
耳元で喘がれ、自分自身も興奮状態に陥り、自分ではどうする事も出来なくなっていた。