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その先立ち入り禁止!【R18】

第3章 構って欲しいだけ


蓮side

今日は朝から体の調子がおかしい。
目覚ましが鳴る1時間前に目が覚めた。

頭が痛く、吐き気もする。
目も少し回る。

「なんだ……これ……」

郁翔に電話……
いや……流石にこの時間は迷惑か……
アイツも普段ちゃんと寝れてねぇだろうし。

トイレに行きたくなり、フラフラしながらも部屋を出た。
これは本格的にやばい。
すぐそこにトイレはあるのに遠く感じる。

「蓮様!?」

「ん?……いく……と?////」

声が聞こえ後ろを振り抜くと、いつものように綺麗に身だしなみを整えた郁翔がいた。
もう起きてたのか?

「どうされたのですか?!お顔が真っ赤ですよ!?」

心配して駆け寄り俺の背中を支えてくれる。

「あーちょっと具合悪くて……っ!?////」

郁翔が急に顔を近づけて額で熱を確かめた。
近い……
うわ……綺麗な目だな……

「熱あるじゃないですか!?部屋に戻らないと!」

「その前にトイレしたい……」

「それでこんな所に……なぜ早く言ってくれなかったのですか?連絡していただけるとすぐに向かいましたのに。」

「流石に早すぎるかなって……」

「何を今更……私はあなたの執事なのですからそんな事心配なさらなくても……」

そう言って郁翔が肩を支えてくれた。
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