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その先立ち入り禁止!【R18】

第3章 構って欲しいだけ


蓮side

明日は賢人が家に来るんだ!!
楽しみだな。

「蓮様、早く眠らないと明日遊べませんよ。」

「分かってるよ!!」

今まで遠足の前日は興奮で眠れないとか聞いたことあって「なんだそれ」って感じだったけど、今ならそれが分かる。

「……あの……蓮様……」

「……なんだ?」

郁翔が少し困った表情をして声をかけてきた。

「いえ……しっかり休まれてください。それでは失礼します。」

「?……おぉ……」

なんだ?
……そう言えば今日、郁翔とあんま会話してないような……

勉強教えて貰ったくらいか?

どうしても郁翔の表情が忘れられなかった。
さすがに携帯触りすぎたかもしれない。
もう少し構ってやればよかった。

は?
いやいや!!
アイツはそんなかまちょじゃねぇし!
寧ろ俺の事馬鹿にしてるくらいだからそんなことないはずだ!!

はぁ……もし、いじけてるんだったらすっげぇ嬉しいのに。
それはねぇか。

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