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その先立ち入り禁止!【R18】

第2章 新しい友達


蓮side

「へー……広いのな、食堂って。」

「……どーだろ。」

笹木が俺の前に座り、売店で買ってきたパンを頬張っていた。
何で俺なんかと昼飯食べてんだ?

いつもは一人で食べている。

「サッカー部に入れよ。」

「うーん……お前何部?」

「……入ってない。」

「なら俺も入らねぇ。」

「はぁ!?いや、何で?」

「……蓮、友達いねぇの?」

うっ……
まぁ、さっきの見ればわかるよな。

「居ないんじゃなくて作らねぇの。」

「ふーん……なんで?」

「人間関係ってめんどくさいから。」

笹木は食べていたパンを全て食べ終え、袋を丸める。
食べるの早ぇな。

「そうか?……なら俺が友達になってやるよ!」

「なっ!?……いや、いい……////」

「遠慮すんなって!な?」

物凄い笑顔で俺に顔を近づける。

「いいって!1人がいいから!」

「……1人が言い訳ないだろ。絶対誰かといたが楽しいって!」

「俺といない方がいい。お前まで避けられるぞ?」

「別に構わねぇし!蓮だけいればいい!親友!」

親……友!!
親友!?
俺に!?

「そ、そうだな……ま、まぁ、なってやらねぇ事もねぇけど……////」

「まじで!?よっしゃあ!!!」

「ちょ、声でけぇって!笹木!」

「賢人!!」

「け、賢人……////」

俺にも友達……いや、親友ができた!!
どうだ、郁翔!!
散々馬鹿にしやがって!!
俺にだって親友ができるんだ!!

態度では嫌々ながら親友を認めたけど、内心かなり浮かれていた。
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