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その先立ち入り禁止!【R18】

第2章 新しい友達


蓮side

「賢人ー!」

「なんだ?」

「部活何するんだ?」

「そうだなー……」

すっかりクラスに馴染んでる。
コイツ、人柄が良いから勝手に集まってくるのかもしれねぇな。

「前の学校ではサッカーしてたけど……」

「おぉ!じゃあ、入れよ!俺もいるし!」

「うーん……」

なに悩んでんだよ……
サッカーしてたならはいればいいのに。
……何で俺の方見てんだ、コイツ。

「蓮は?」

「……は?」

「部活。何入ってんだ?」

「え……」

周りに集まっていた男子が目を丸くしていた。

「ちょ、賢人お前……コイツ坊ちゃんだぞ?呼び捨てなんてしたら……」

コソコソと耳元で話すが聞こえているぞ。

「知ってる。朝、執事いたの見たし。」

「知ってるなら……」

「金持ちってだけだろ?別に仲良くしてもいいじゃねぇか。な?蓮。」

「……いや……それは……」

俺と距離取った方がいいと思うんだけど。
ほら、周りも怖がってるし。

「……なぁ、昼飯食べに行こうぜ。」

一向に答えない俺を無視して、笹木が俺の手を引いた。

「え、ちょ……////」

教室を出て、暫く腕を引かれ続けた。

「け、賢人……止まれ……って。」

「あ……わりぃ……食堂の場所分からねぇわ。」

「……は?」

分からないでさっさと歩いていたのかよ。
しかも反対だし!!

俺は少し呆れながら、食堂までの道を笹木を連れて歩いた。
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