第2章 新しい友達
蓮side
賢人と教室までの道を歩く。
廊下には女子が目をハートにさせて俺らを見ている。
賢人狙いだろう。
話しかけようにも俺がいて話かけにくいんだと思う。
「なんだ?ずっとこっち見て。」
コイツ鈍感か?
「は!もしかして蓮の事悪口言ってるとか!!?」
「俺は別にいじめられてねぇよ!(怒)」
「そうか……ならいいけど……何か歩きずらいな……」
モテるお前が悪い。
やっぱ親友になんてなるんじゃなかった。
そしたらこんなにもっと注目浴びず歩けるのに。
「そう言えばさ……蓮って身長何cm?」
「何でだよ?」
「いや……何となく……」
「小せぇって言いたいのかよ……」
「……。」
「……図星かよ!!(怒)」
コイツは素直だな(汗)
「……160。」
「まじ!?へぇ……プクク(笑)」
「お前殺すぞ。」
「ごめんごめん、可愛いなって。」
「はぁ!?////」
「俺178。」
「聞いてねぇし!!(怒)」
コイツ親友だからって……言いたい放題だな。
ムカつくけど……楽しい。
こんなに学校で誰かと話したことないし。
友達出来るだけでこんなに変わるんだな。