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FFVII いばらの涙 綺麗譚

第8章 星の砂


ルクレツィアの思考を知るであろうシェルクに、ヴィンセントが語る。

「彼女は……昔から一方的だ。それに……思い込みも、激しい」
「言ってあげたらどうですか? ちゃんと、あなたの口から」
「そうだな……。その前に、私の《命》を探しに行ってやらねば」

ヴィンセントは、カオスを完璧に制御し、その手に魔力で作り出した銃を取り出すと上空へと飛び立った。


オメガ
シャロンを取り込んだそれがもしも彼女自身と繋がっていたとしたら、彼女はどうなってしまうのだろうか?
オメガの中に取り残されているであろうシャロンの姿をオメガに重ねる。
このまま攻撃を加えていいものだろうかと躊躇し遠くから様子を見ていると、彼の目には、オメガが泣いているように見えた——


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