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ここはシリーズif短編【HUNTER×HUNTER】

第6章 DNH企画 私とターゲット






…………世界トップクラスのV.I.P.………移動にボディーガードが付いていてもおかしくは無いが何しろ経験不足の私の頭にそんな当たり前の事は皆無だった

私の力量ではターゲットに気付かれず複数を暗殺するのは難しい

従って今月末迄という期間を逃がすのは痛手に成るという事が理解出来た


フェイタンさんの声に無言を貫いた私にクロロさんは続ける


「で、俺から提案なんだが……確率を上げる為一時入社するというのはどうだ?」


「え!入社ですか!?」


突然の提案に声を上げる私にシャルナークさんはにこやかな笑みを向け


「勿論身元は明かさない様に偽装する事、社内に潜伏出来ればあとは簡単だよ!相手は只の一般人……君にも出来る」


大きな瞳に私を映して言うものだから思わず頷いてしまった





…………しかし長く裏社会に生きる彼等の勧め…………聞かない手は無いだろう



___________"



手渡されたターゲットの情報に目を通しながら私は戦慄を受けていた


「………嘘やん………」


あれだけの大企業を牛耳っているのだからデップり太った中年男を想像していたのだ


しかし自宅で確認したプロフィール更には顔写真には想像よりずっと若い………そして美しい姿が写し出されていた


「…………まじ………?………格好いい………」


なんて呟きを漏らした私は完全に乙女の顔をしているだろう……



…………しかしこれは仕事…………


暗殺者の顔を忘れた訳では無い

私は明日からターゲットを暗殺する為社内潜伏をする

恋愛感情等必要無い



何処でどうしたのかは私には解らないが流石裏社会のプロ

クロロさんの計らいで私は1ヶ月短期契約の秘書と成る

一番近くでターゲットと二人に成る確率は高くそれだけチャンスは訪れる

シャルナークさんからの心強いアドバイスも沢山頂いた



………相手は異性と言えど只の一般人………



………勝機は私にある………!!!!


「…………やばい………不安………」




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