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ここはシリーズif短編【HUNTER×HUNTER】

第6章 DNH企画 私とターゲット






「イルミ=ゾルディック……奴は主に起業した本社オフィスで仕事をこなしているが多忙でな……シャル」


旅団団長、クロロさんが真剣な面持ちで言葉を紡いだ後に旅団の情報を担うシャルナークさんへと話しは続いた


「随分仕事熱心みたいでさ、各国子会社や関連会社に出向いて留守な事も多いみたい、……で、オレが探りを入れてスケジュールを調べてみると今月の末迄に殺らないとターゲットは国外の子会社に出張続きに成ってる……」


可愛いらしい容姿ながら真剣な声色にゴクリと唾を飲み込んだ


「………えっと………今月の末迄って事は本社で接触する方が確実に殺り易いという事ですよね……?」


おずおずと顔色を伺う

ターゲットの暗殺には何故か期限が設けられておらず私はその点に関して悠長に考えていた

リスクの高いタイミングを避けじっくりと確実な期を待てるのだと……


しかし裏社会で彼等は先輩だしタイミングを謀らずとも本社にいる今月が狙い目なのだと経験で解るのだろう


目の前に座るクロロさんとシャルナークさん二人に視線を集中していると


「お前みたいな三下は殺る相手だけに集中しないと直ぐ死ぬよ」


隣から気配無く声がして飛び上がりそうに成った


「…………さ………三下………」


グサリと来る言葉だが否定の余地は無く

そんな確信的な発言をしたフェイタンさんは馬鹿にしているとでも言いた気に鼻で笑うと


「移動中、移動先にはボディーガードが付くよ、殺れる自信あるか?三下」


吐き捨てる様に言った




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