第6章 最高級の苺
置いてかれた私は、一人で帰る事になった
『ただいま…です』
玄関に入ると弥君が飛び付いてきた
弥「ちゃんお帰り!」
『ただいま、弥君』
頭を撫でて2人でリビングに入る
右京「祈織はいつも通りの成績ですね」
祈織「普通だよ。右京兄さん」
頭を撫でられてる祈織君を見て、私は持っていた紙をクシャッと丸める
弥「?どうしたの?」
『何でもないよ』
見せつけられた本当の家族像
それに心が締め付けられた
『弥君、ちょっと疲れちゃったから部屋に戻るね』
私はその紙をゴミ箱に捨てて、弥君の頭を撫でて部屋に行った